こんにちは、アクティブレポーターのGOです。
現役時代、私にとって大相撲は「土日だけのお楽しみ」でした。平日は仕事でテレビを見る暇もなく、夜のニュースや翌朝の新聞で結果を追いかけるのが精一杯。
千秋楽が近づき、優勝争いが佳境に入ってくると、木曜や金曜あたりからは会社で仕事をしながらも、夕方になると「優勝争いはどうなったかな……」とソワソワしていたものです。
そんな私も定年を迎え、今では平日もテレビの前でじっくりと観戦できるようになりました。
2ヶ月に一度、15日間続く場所。この「15日間」というリズムが、今の私にとっては何より心地よい生活のアクセントになっています。近所の友人たちも私が「相撲好き」であることを知っていて、場所中の夕方には予定を入れないように気を使ってくれるほどです(笑)。
※時には、地元を離れて地方場所や巡業へ「遠征」するのも、定年後の大きな楽しみの一つです:[【公私混同の極意】スポーツ遠征×名湯×地酒|定年後の旅を3倍濃くする「欲張り」な楽しみ方]
今回は、時間が自由になった定年後だからこそ気づいた、大相撲の「贅沢な楽しみ方」についてお話ししたいと思います。
あの「仕切りの時間」こそが、大人の余裕を楽しむ練習

相撲には、制限時間いっぱいになるまでの「仕切り」の時間があります。
実を言うと、現役時代はこの「間(ま)」が少し鬱陶しく感じていました。「早く勝負を始めてくれないかな」と、結果を急いでいたんですね。
しかし、定年後の今では、この時間が最高に「ちょうどいい」時間になっています。この数分間に解説にじっくり耳を傾けたり、ちょっと席を立ってお茶菓子を用意したり。
真剣勝負ばかりが連続すると、見ている方も息が詰まって疲れてしまいますが、この「間」があるおかげで、無理なく観戦に集中できる。これは、体力的にもゆったり過ごしたい今の私にとって、大切な「観戦の体制づくり」の時間なんです。
また、解説を聞くのも大きな楽しみの一つです。
昨年亡くなってしまいましたが、元横綱・北の富士さんの解説は格別でした。解説者でありながら一人の相撲ファンのような素直な感想が漏れたりして、とても親しみやすかったですね。あまり力士を褒めすぎない辛口なところも、本音ベースで面白かったです。
今は、舞の海さんの解説が好きです。現役時代、小柄ながら多彩な技で私たちを沸かせてくれた彼ならではの、技術面だけでなく力士の精神面まで深読みした解説には、いつも感激させられます。
また、最近では元大関・貴景勝の湊川親方の解説にも驚きました。現役時代は無口な印象でしたが、いざ解説席に座ると驚くほど弁舌滑らか。
そんな「意外な一面」を発見できるのも、じっくり腰を据えて見られる今の環境があってこそですね。
ベテラン力士の「心・技・体」に、自分の人生を重ねる
土俵の上では若い力が台頭していますが、私がつい応援に力が入ってしまうのは、やはりベテラン力士の姿です。
特に応援しているのは、元大関の高安関です。多くのファンがそうであるように、「一度は優勝させてあげたい」と願わずにはいられない力士です。
怪我に苦しみ、大関から陥落してもなお、常に幕内上位で戦い続けるその精神力は、まさにあっぱれ。何度もチャンスを逃しながらも、腐らずに土俵に上がり続ける姿には、いつも心を打たれます。
また、40歳を過ぎても若手に負けない鋭い立ち合いを見せる玉鷲関にも、大きな感動をもらっています。
ベテラン力士たちが、若手以上に稽古に励んでいるという話を聞くと、「定年後の第二の人生、私も現役に負けずに頑張らなければ」と、背筋が伸びる思いがします。
体力が衰えても、経験と精神力でカバーして戦い続ける彼らの姿は、まさに私たちの「第二の人生」のモデルケースのようにも見えます。
15日間、毎日「推し」を見守るという生活のハリ

場所中の私のルーティンは、やはり幕内の取組を中心に据えることです。
贔屓の力士が十両にいれば早めにテレビをつけますが、幕内の土俵が始まると、一気に「場所中のリズム」が整います。
相撲を見ていると、ふと思い出す光景があります。
小学生の頃、通っていたそろばん教室の先生が、夕方になるとラジオで大相撲中継を聞きながら、熱心に星取り表を付けていた姿です。
当時は「何がそんなに面白いのかな?」と不思議でしたが、今ならあの先生の気持ちが痛いほど分かります。あれは、大人の一日を締めくくる、ささやかで何よりの楽しみだったんですね。
15日間が終わると、しばらく相撲のない期間が続き、少し寂しい気持ちになります。でも、その「静かな寂しさ」もまた、次の場所への期待感を高めてくれるスパイスなのかもしれません。
ちょうど今、2026年の夏場所が始まりました。
今場所は、横綱・大の里関、大関・安青錦関が初日から休場したのに続き、2日目から横綱・豊昇龍関も休場となり、ちょっと寂しい場所になってしまいました。怪我だから仕方ないですね。
怪我の回復が中途半端な状態で無理に出場して、怪我を悪化させると大変なので、しっかりと怪我を治して来場所に備えて欲しいです。
2横綱と1大関が不在となってしまいましたが、その分、今場所の優勝争いが面白くなりそうです。これからの2週間、夕方の楽しみです。
まとめ:自分にとっての「土俵」をこれからも大切にしたい
毎場所、一生懸命に戦う力士たちからは、計り知れないパワーをもらいます。特にここ数年は、場所ごとに新しいヒーローが生まれるので、見ていて本当に飽きることがありません。
大相撲は日本の伝統であり国技ですが、その土俵の上で繰り広げられるドラマは、まさに「人生の縮図」そのもの。
勝って奢らず、負けて腐らず。私も力士たちの姿に学び、これからも若い人に負けないくらいアクティブに活動し、このブログを通じて発信を続けていきたいと思います。
皆さんも、たまにはテレビの前でゆっくりと「仕切りの間」を味わいながら、相撲の奥深さに触れてみませんか?

