四万温泉の魅力|「四万の病を癒やす」名湯と、時が止まったような街並み

四万温泉の魅力|「四万の病を癒やす」名湯 温泉・旅行記

こんにちは、アクティブレポーターのGOです。

群馬には数多くの名湯がありますが、今回ご紹介するのは「四万(しま)温泉」です。 実は私、名前は昔から知っていたのですが、「いつでも行ける」と思うとなかなか足が向かず、ずっと後回しになっていた温泉地でした。

ところが、一度訪れてみるとその魅力にすっかり取り憑かれてしまいました。 草津温泉は強酸性なので、何度も入っていると皮膚がヒリヒリしてくることもありますが、四万温泉はアルカリ性で肌に優しく、何度入っても大丈夫。

草津の上がり湯」と呼ばれるだけのことはあります。

今回は、私が何度も通うようになった四万温泉の「癒やしの歩き方」をご紹介します。

奇跡の青さ!『奥四万湖』の四万ブルーに癒やされる

四万温泉を語る上で絶対に外せないのが、温泉街のさらに奥にある「奥四万湖(おくしまこ)」です。

ここの最大の見どころは、何と言っても「四万ブルー」と呼ばれる湖水の青さ。

コバルトブルーの奥四万湖

コバルトブルーの奥四万湖

初めて見た時は、その吸い込まれるような色合いに心から感動しました。光の当たり方や天気によって、エメラルドグリーンのようだったり、深いコバルトブルーだったりと、訪れるたびに表情を変えてくれます。

駐車場の近くには「四万せせらぎ資料館」があり、ダムの模型や四万温泉の昔の資料などが展示されています。

実はこの『奥四万湖』、かつての国鉄、吉永小百合さんの「フルムーン」のポスター撮影が行われた場所でもあるんです。資料館の駐車場から上がれる「奥四万湖展望台」で撮影されました。私もそのポスターと同じ構図で写真を撮ろうとしましたが、なかなか難しかったです(笑)。

「フルムーン」ポスターと同じ構図にトライ

「フルムーン」ポスターと同じ構図にトライ

タイムスリップしたような風景。積善館と赤い橋

温泉街へ戻ると、そこにはタイムスリップしたかのような風景が待っています。 四万温泉の象徴とも言えるのが、日本最古の木造湯宿建築として知られる「積善館(せきぜんかん)」です。

本館の前にかかる赤い橋(慶雲橋)を渡るときは、「これから『千と千尋の神隠し』のような不思議な世界へ行くんだな」と、なんだか感慨深い気持ちになります。橋の上は絶好の撮影スポットで、いつも多くの観光客で賑わっています。

慶雲橋と積善館本館

慶雲橋と積善館本館

積善館の建物の中はまるで迷路のよう。本館から佳松亭、山荘へと続く通路には不思議な洞窟があったりと、館内を探検するだけでもワクワクします。

迷路のような積善館館内の廊下

迷路のような積善館館内の廊下

そして、大正ロマンを感じさせるタイルの浴場「元禄の湯」は、ぜひ体験してほしい名湯です。

大正ロマンを感じさせるタイル浴場「元禄の湯」

大正ロマンを感じさせるタイル浴場「元禄の湯」

※ここにある「蒸し風呂」は、スポーツ後のリカバリーにも最適です。
詳しい入浴法はこちら:[【温泉通が伝授】スポーツ観戦・遠征後の「疲れを翌日に残さない」究極のリカバリー入浴術]

また夜、ライトアップされた建物は昼間とは全く違う幻想的な美しさで、宿泊した際はぜひ夜の散歩も楽しんでみてください。

夜の慶雲橋と積善館本館

夜の慶雲橋と積善館本館

『飲める温泉』を体験。四万の病を癒やす名湯の秘密

四万温泉は「日本三大胃腸病の名湯」としても知られていて、飲むと体に良いと言われています。「四万(よんまん)の病を治す」と言われる名湯を、体の中からも取り入れられるなんて贅沢ですよね。

温泉街にもいくつか飲泉所がありますが、私のおすすめは「塩乃湯(しおのゆ)飲泉所」。無料で気軽に体験でき、コップも準備されています。

味は少ししょっぱいですが、苦味は少なく意外と飲みやすいです。ただ、お湯が熱いので一気に飲むのは禁物。飲みすぎるとお腹が張ることもあるのでご注意を(実は私もお腹が張りました……)。

空のペットボトルを用意しておけば、この貴重な温泉を持ち帰ることも可能です。自宅でも四万の恵みを感じられるのは、温泉愛好家にとってたまらない喜びですね。

積善館の飲泉所

積善館の飲泉所

大人の休日を楽しむ。柏屋カフェとレトロな散策路

散策の途中でぜひ立ち寄りたいのが、情緒あふれる「柏屋カフェ」です。 以前から前を通るたびに「素敵な雰囲気だな」と思っていましたが、実際に中に入るとさらに驚きます。

特に2階の窓際にあるカウンター席がおすすめ。秋には色付き始めた紅葉を眺めながら、ゆったりとしたカフェタイムを過ごせます。

「温泉マークカプチーノ」や「四万温泉焼きプリン」といった、ここならではのメニューを楽しみながら過ごす時間は、まさに大人の休日です。🥰

また、温泉街には昭和レトロなスマートボール屋さんもあります。営業時間の関係で私はまだ入ったことがないのですが、いつかチャレンジしたい「宿題」のひとつになっています。

地元の人に混じって『共同浴場』を巡る醍醐味

四万温泉には「御夢想の湯」「河原の湯」「上の湯」という3つの共同浴場があり、いずれも無料で入ることができます。

「御夢想の湯」は少し離れた場所にあり、利用客も少ないため、お湯はいつも熱め。

入り口から階段を地下深くへと降りていく構造で、最初は「本当にここでいいのかな?」と少し勇気がいりますが、そこには静かな浴場が待っています。

他に入浴している人がいなければ、少しお湯の温度を下げて入ると快適ですよ。

四万温泉発祥の地「御夢想の湯」

四万温泉発祥の地【御夢想の湯】

私のおすすめは、積善館からもほど近い四万川のほとりにある「河原の湯」。川のせせらぎを聞きながら入る温泉は格別です。

川沿いの「河原の湯」

川沿いの「河原の湯」

川を渡って対岸に行くと、程なくして左手に見えてくるのが「上の湯」です。

木と石でできた共同浴場「上の湯」

木と石でできた共同浴場「上の湯」

そして、この「上の湯」で絶対に外せないのが、すぐ近くにある「わしの屋酒店」さんです。ここでは何と、地ビール「四万温泉エール」の生ビールが飲めるんです!

「四万温泉エール」は、宿泊した宿でも飲めますが、それは瓶詰めされた瓶ビールです。生ビールが飲めるのは、この「わしの屋酒店」と「こはるびCafe」だけ。

店内の椅子に座り、生ビールを飲みながら行き交う人を眺める時間は最高です。 飲んだ後、ふらふら〜っと積善館の前を通り、河原の湯に入って帰る……これが私のお気に入りの黄金パターンです。

※ただし、飲酒直後の入浴は避けるのが「通」のルール。安全で最高の「一杯」を楽しむコツは、こちらの記事の後半でも解説しています:
[【温泉通が伝授】究極のリカバリー入浴術]

まとめ:静かに自分と向き合いたい時に訪れたい場所

本当に温泉らしい温泉街でゆったりくつろぎたい時は、私は四万温泉に行きます。

私の近所の知り合いは、透析治療を受けているため宿泊は難しいのですが、町営の「四万清流の湯」を利用して、年に数回日帰りで四万を訪れています。ここは有料ですが町営なので安く、何か病気を持っている人にも優しい、おすすめの温泉です。

国民保養温泉地第一号指定の四万温泉ー萩橋からの四万温泉ー

国民保養温泉地第一号指定の四万温泉ー萩橋からの四万温泉ー

何度行っても、行くたびに新しい発見があるのが四万温泉のすごいところ。

皆さんも、自分へのご褒美に、静かな癒やしを求めて四万温泉を歩いてみませんか?